パリとニューヨークで思考する

長年NYに暮らし、パリに住み、日本に戻ったアーティストの忘備録。

日本はBLMデモの脅し•非難に屈するな〜。

こんにちは。このブログは10日に一度投稿しますが、前回、多くの方によってTwitterで拡散され、2万9千も閲覧があり、ギョッとしました。個人ブログに2万9千人も来るのだろうか?みなさんの 「アンティファ•BLM」への熱い関心を感じます。

こちらは「映画•旅行ブログ」なので、映画館もオープンしたので、もうすぐ通常に戻ります。

 

さて、米国のBLM状況は、酷くなる一方です。調子に乗った黒人たちが、暴力を発揮して「黒人が白人をリンチする」映像が拡散され、気分が悪いです。

日本で、多くの人が怒った記事がありました。『東洋経済』に書かれた "Black Lives Matter" の抗議デモに関する記事です。

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toyokeizai.net の記事

黒人のパイエ•マクニールという人物が「アメリカ黒人目線」で書いた記事で、アメリカの感覚を押し付けている文章でした。

黒人コミュニティが感じている痛みについて「日本の人たちに説明してください」と頼まれると、ぼくはがっかりしてしまいます。(中略)

「抗議デモや暴動、略奪をする理由がわからない」という人に会うと、ぼくはその人は嘘をついていて分からないフリをしているか、魂を去勢されてしまったのではないか、と思ってしまいます。

それどころか彼らは、知らないうちに死んでるのかもしれない、と。(中略)

テレビで警察署に火炎瓶を投げつけているアメリカ人を見る時、あなたがそこに見ているのは、ブチ切れてしまった時のあなた自身です。(中略)

きっとあなたも火炎瓶を作り、投げ始めるでしょう。そうならないなら、パンツの中をチェックして、それかレントゲンを撮った方がいいです。

知らないうちに、去勢手術を受けているかもしれません。

はあ〜???

多くの人が、この記事に激怒しました。「なんで日本人が火炎瓶を投げにゃいかんねん!」「アメリカ人と一緒にするな!」と、Twitterは反感の嵐。

私は英国の黒人映画監督•スティーブ•マックイーンの作品が好きで、2013年の映画『12 Years a Slave (それでも夜は明ける)』の時、張り切って映画館へ見に行ったぐらいなので、黒人の奴隷制のことはちょっと知ってます。その歴史の事実と、「日本人も俺たちの痛みを感じるべきだ!感じないお前らは去勢されている」というのは、全く別の話です。

日本人は何十年もかけて努力•精進して来たので、多くの人の中に、日本人のやってきたことをを誇る「淡い自負心」が、魂に染みついているんじゃないかと思います。(そのことを忘れて日本の悪口ばかり書いてる人もいますが。)

日本の自負心については、後で詳しく書きます。ちなみに自負心とは「自分の能力・業績・仕事に、自信や誇りがある気持ち」です。

さて、先の記事で気になったのが、最後に、翻訳編集が「小沢健二」となっていたことです。↓

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toyokeizai.net の記事

小沢健二って、ミュージシャンの小沢健二?それとも別人?」 と疑問でした。小沢健二が、NYで米国人と結婚して住んでいることは知ってます。Googleで調べてみたら、やはり小沢健二でした。6/9に「20時に記事の原文を発信する」とTwitterで発表、その後ツイートは削除したようです。

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Kenji Ozawa氏のTwitter

ミュージシャンの左翼化。

NYの「ブルジョワ•リベラル左翼」の波に乗っているのか?小沢健二が、こういう主張をしているとは知らなかった。

アメリカとイギリスでは、黒人に忖度して「黒人生徒を特別扱いする」対策が取られました。

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NBC Los Angeles.com

UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校) では、デモで忙しいので最終試験を調整しろと、黒人生徒がメールで要求して来たので、大学教授が「それはできない」と断ると、オンラインで反対運動が起こり、その教授は、大学側から3週間の停職を言い渡されました。

米国の大学には、たとえ白人よりも成績が悪くても、一定数の黒人を入学させる制度があります。

また、英国のオックスフォード大学では、ジョージ•フロイド事件でトラウマを受けた黒人学生は、「試験を特別優遇」してもらえるそうです。

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inews.co.uk

黒人への「忖度」「お気持ち汲み取り」「憂慮して対処」などのニュースが続きます。

米国のBLMにおいては「黒人の命だけが大事」なのであって、"All Lives Matter (全ての命が大事)"と言うことは許されない、という事実を、日本人のBLM賛同者は、知っているんでしょうか?米国の暴力的な黒人は、インド人やネパール人を、バカにしてますよ。主張の強い黒人の方が、よっぽど差別的です。有色人種の中でヒエラルキーを作って、「自分たちが絶対に優劣」とマウントを取ってます。

イタリアでは、サッカーの試合でとんでもないことが起こりました。

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以前のブログにも書いた、日本語ペラペラのイタリア人YouTuber「カンちゃん」の話です。彼は日本の大学講師で、大阪に奥さんがいますが、コロナ禍で再入国できなくなり、今はイタリアの実家から政治情勢を発信しています。

コロナ戦争が終わったイタリアで、サッカーの試合が開かれました。開会式に、メキシコ•ハイチ系の太ったラッパーが呼ばれ、イタリア国歌ではないメチャクチャな歌を歌い、最後に "Black Lives Matter!" とばかりに、思いっきり拳を天に突き上げました。その「自己満足」「陶酔感」っぷりが、興ざめだったようです。

カンちゃんは「イタリア国歌が侮辱された!」と激怒しています。イタリア市民は長い間、コロナで苦しめられ、ようやく愛するサッカーを楽しむことができたのに、米国ラッパーが、自己陶酔たっぷりの政治パフォーマンスの場に変えてしまいました。

BLMの主張黒人は、「俺たち黒人の気持ちを汲み取れ!」と要求するくせに、イタリア人の心情を推しはかる能力は、ゼロなようです。

BLMは『価値観の押し売り』をしています。昔のサザエさんに「ゴム紐を売りに来る押し売り」が出てきたけど、不必要なものを売りに来て、買わない場合、脅す•非難するような、「厄介で迷惑な存在」と化しています。BLMを使って日本人を脅してくる人間は、ゴム紐の押し売りと同じです。

 

話は変わって、私がNYに住んでいる間、「すごい!」と毎年感心していたことがありました。

私は普段、英国左派のThe Guardianを読んでいるので、日本のニュースはあまり知りません。でも毎年、日本食料品スーパーの入り口で、「XX教授、ノーベル賞受賞」と一面に書かれた日系フリーペーパーを目にしました。毎年「え、日本人、またノーベル賞を取ったの?」と、驚きました。

日本は、ノーベル賞受賞の銀座?

ノーベル賞というと「ロスチャイルド家ガー!」と陰謀論を語る人がいるようですが、何賞でもいいが、とにかく「日本には、世界に貢献する人材がザクザクいる」という指針になります。

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特に2010年からは、毎年のように取っています。

2008年には、下村 修(しもむらおさむ)氏が「緑色蛍光タンパク質」の発見と開発のため、ノーベル化学賞を受賞しました。

下村さんは、中学の時に長崎県諫早市疎開し、16才で、原爆に遭遇しました (爆心から20km)。勤労動員だったため中学では全く勉強できず、その後、旧制大学に進学するも、仮校舎でろくな勉強もできないまま卒業し、知識を習得したのは、名古屋大学で研究生になってから、だそうです。

↓ 原爆投下後の 1945年9月の長崎の様子。

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photo Stanley Troutman AP SIPA

一方、2018年には、本庶 祐(ほんじょたすく)氏が、免疫チェックポイント阻害因子の発見とがん治療への応用で、ノーベル生理学•医学賞を取りました。 

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ノーベル賞授賞式本庶祐

本庶さんは、3歳の時に「富山大空襲」に遭い、自宅が焼け、避難していた防空壕焼夷弾(しょういだん)が命中しました。しかし地面に水が溜まっていたため、不発でした。本庶さんは「もし爆発していたら、私はこの世にいなかったと思う」と語っています。

↓「富山大空襲ってどんな感じだったの?」というと、こんな感じです。

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art by Sachiko Tokunaga

富山の81才の徳永幸子さんが描いた、富山大空襲の様子。「小さな川。皆、死にました。」 「この人は立ったまま、黒くなって死んでいます」と、右側に黒焦げ死体が描かれています。

富山大空襲は、1945年の8/1から8/2にかけて、アメリカ軍が市街地に行った空襲で、被災人口は、11万人といわれています。

8/2の0時36分頃、焼夷弾(しょういだん) が投下され、富山市は火の海と化し、2時間後に空襲が終ったころには、1万2740発の焼夷弾が投下されていました。焼夷弾の一発中には「M50焼夷弾」が110本束になっているので、約50万発の「M50焼夷弾が降り注いだ計算になるそうです。

50万発のM50焼夷弾(しょういだん)って、どんなやねん。

↓ 富山大空襲の後、バラック小屋で暮らす富山市民。

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まとめますと、ノーベル賞の下村さんと本庶さんは、育成期に破壊的な体験をしました。ところがその後、自分の境遇を恨まず (←ここ大事)、進むべき道をコツコツと邁進し、努力を重ね、ついには、世界のノーベル賞を獲得しました。

天に唾を吐かない、ということです。(←ここ大事!)

「これぞ日本人の鑑!」と書いたら、「右翼!」とか言われるんでしょうか?彼らの例は美談すぎるかもしれないけど、「人間の可能性は、素晴らしい!」と証明するエピソードです。

日本人は、壮絶な体験をしたにも関わらず、皆がワクワクすること、世の中に役に立つことを、何十年もかけて、コツコツと前向きに開発してきました。

アカデミー賞監督のギレルモ•デル•トロは日本オタクで有名で、来日したらフィギュアを買いまくるそうです。こういう有名人は多いです。世界では宮崎駿の作品が愛され、映画好きの欧米人は「ミフネ!ミフネ!」と「世界のミフネ」を愛し、今も三船敏郎は大人気です。

これらのポジティブな結果は、「日本人の自負心」となっています。

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BLMの主張黒人の話に戻りますが、彼らのように「自分たちは迫害されて来た!俺たちを優遇しろ!」と「悲惨体験の押し売り」をして、挙句の果てに強奪•放火をするのは、『後退している人類』だと思います。ノーベル賞の下村さんと本庶さんのように、「文句を言わず、不満を言わず、己の道を邁進する」生き方が、『人類のお手本』『人類が目指していくべき方向性』ではないですか?

東洋経済』のパイエ•マクニールが書いた文章は、失礼極まりないです。

警察署に火炎瓶を投げつけているアメリカ人を見る時、あなたがそこに見ているのは、ブチ切れてしまった時のあなた自身です。(中略)

そうなったらきっとあなたも火炎瓶を作り、投げ始めるでしょう。そうならないなら、(中略) 知らないうちに、去勢手術を受けているかもしれません。

原爆を落とされ、50万発の焼夷弾を落とされても、日本の立派な意識を持った人は「世界を恨まず、逆に、世界をよりよくすること」の研究に、邁進してきました。

マクニール氏は、頭の中の構造が、日本人とは全く異なります。別の星で生きて来たのではないでしょうか。

ちなみに、世界中の黒人を合わせても、 ノーベル化学賞、物理学賞、生理学•医学賞を取った人物は、ゼロです。米国黒人のノーベル賞受賞は、1993年ノーベル文学賞のトニ•モリソンと、2009年バラックオバマの平和賞の、二人だけです。

暴動•略奪、憎しみ•怒りに注いでいるエネルギーを、「世界をよりよくする技術の開発、発明への努力」の方向へ向けたら、どうでしょうか。

 

私は、NYのパーソンズ•スクール•オブ•デザインという大学を出ました。ファッション科が有名で、卒業生は、マーク•ジェイコブズ、トム•フォード、アナ•スイ(中退)などがいます。

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マーク•ジェイコブズ(左) とアレクアンダー•ワン(右)

パーソンズ出身の人気デザイナーは、アレキサンダー•ワン(台湾系)、ジェイソン•ウー(台湾)、プラバル•グルン(ネパール) などアジア系が多く、人種差別はありません。デザイン界は「実力、才能」が全てです。

ファッション科の日本人の友人が、NYの某人気ブランドのデザイン部で働いています。そのブランドは黒人にも人気なので、過去に黒人デザイナーを雇ってみたけど、デザインの質が悪く、結局、解雇しました。するとその黒人は「自分は、人種差別のせいで、解雇された」と抗議をしてきたそうです。

差別ではなく、才能の問題です。アパレル•ブランド業界では有名な話らしく、黒人デザイナーを雇って解雇すると「あの会社は人種差別だ!」と訴えられて面倒なので、あまり雇えないそうです。「ひがみ、被害者意識」が強いと、他者から「プライドが高いだけの、厄介で面倒な存在」という印象を持たれます。

日本在住のウクライナ人のナザレンコ•アンドリー氏が、こうツイートしてました。「もし日本人が努力せず、「差別ガー」とごねただけなら、永遠に経済大国になることはなかった。実力勝負で勝つこと以外、方法はない。」

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日本に45年間住んでいる米国人で、軍事関係に詳しいマックス•フォン•シュラーさんが、YouTubeチャンネルを作って、話題になってます。マックスさんは元•米国の海兵隊で、日本で行われている "Black Lives Matter" の抗議デモは、非常に危険であると警告しています。

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マックスさんのYouTubeチャンネル

「NO! NO! NO! (ダメです) 全然!皆さん、こういう人たちには、絶対、反対しないと!何言ってるんですか。こういう人たちは、毒です!日本を潰して、殺したいんです。日本人の皆さんを、奴隷に作り変えたい。これはとんでもないこと。」と語ってます。

左翼の日本人なんかより、日本に何十年も住んでいる「日本愛の強い外国人」の意見の方が、参考になります。

とにかく日本人は、黒人側から非難されるようなことは、何もやっていません。もちろん人種差別はよくないです。ただし地球上では、インド人も、ネパール人も大事なのであって、「黒人の命だけが大事」と語っている、米国BLMの主張は、間違っています。

インド人も、チベット人も、ラオス人も大事。 All Lives Matter !!

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