パリとニューヨークで思考する

長年NYに暮らし、パリに住み、日本に戻ったアーティストの忘備録。

マクロンのコロナ対策2と英語のススメ

フランスのコロナウィルス感染数がグングン伸びてきました。再びコロナ騒ぎについての見解を書きます。あくまで個人ブログの「個人的な感想」なのでよろしく。

 

↓前回、イタリア北部でコロナの大発生が起こって、フランスも緊急会議を開いた、というブログを書きました。その時は「中国人と間違われて差別されるのが怖い」という状況でした。 

結局、私はパリで差別的なことは体験しませんでした。

2月末の一週間はできるだけ外出を控え、スーパーへ買い物へ行っても逃げるように帰り、身を潜めて暮らしていました。「火のそばには近づかない」的な、危険回避をしていたのが良かったかな。

毎日ニュースをチェックして「”中国が悪い”と犯人探しになったら嫌だなぁ」と思ってた時、政治家マリーヌ•ル•ペンが、「Juventus (ユベントスFC) のサポーターがフランスに入国するのを禁止すべきだ」と主張していて、「えっ、矛先がそっちへ行くの?」と驚いた。つまりフランスは「敵はイタリアじゃ!北イタリア人を入れるな!」的な雰囲気になっている様子。

その数日後、フランスのCanal+チャンネルが、「コロナウィルスに感染したイタリア人シェフが、ピザの上に緑色のコロナウィルスのゲロを吐く」という『コロナウィルス•ピザ』のジョークのギャグ映像を制作して流し、それを見たイタリア人が激怒し、イタリアの外務大臣が怒って声明を発表する、という事態になりました。

↓コロナウィルスに感染したイタリア人シェフの悪趣味ギャグ

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photo via L'union france

イタリア人の誇りであるピザをおちょくって、サッカーのイタリア•サポーターを懸念するという、「食の国」「サッカー大国」ならではの反応だなーと思いました。『コロナウィルス•ピザ』の映像見たけど、アホアホで、子供の喧嘩レベル。

フランス、面白いぞ…

この時点で 「アジア人への差別はないかも」と感じ、一気に気が緩んだ。フランス人の懸念は、イタリアに向いている感じ。お隣さんが気になる様子です。

フランスは、毎日コロナウィルスのニュースが流れていても、あまり『暗くない』です。いつもどこか飄々としていて、深刻ではない。心に余裕がないと、『コロナウィルス•ピザ』のような悪趣味ジョーク映像は作れないし。

フランス政府から「握手をしないように」「La bise (頬に2回するフレンチ•キス) をしないように」と御達しがあったが、TVのインタビューで「La biseは私たちの生活スタイルだから、止めないわよ~!」とニコニコとマルシェのおばさん•おじさんが話していて、カメラの前で堂々とLa biseをしていた。頑固なフランス人は、服従するつもりがないらしかった。そんなわけで、フランスでは感染者数がグングンと伸びていった。

↓ 国民への気配りで、コロナウィルス対策のホットラインがある。TVのコマーシャルでも流れ、手話で説明する人も出てくる。

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今週、フランスのコロナウィルス感染者は2800人を超えました。

数字だけ見ると、「フランスはパニックになっている?」と思うかもしれないけど、いいえ。あまり焦っている感じは見受けられません。ルーブル美術館は閉まったし、大規模コンサートもキャンセルされてるけど、人々は道端でチュバッ•チュバッとla bise(フレンチ•キス)をしている。マスクもあまりつけていない。

 

フランスの政治家は、コロナウィルス対策を見る限り、かなり真っ当な対応をしている。マクロン大統領からのメッセージは、「校長先生からのお話」みたいに感じる。大統領の会話なんだけど、民衆に対して近さを感じる。「校長先生からお話があります。みなさん、聞きましょう」みたいな。

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先週、病院を訪れたマクロン大統領

マクロンが先週、「社会の中の弱者であるお年寄りを守りましょう。若者からお年寄りに感染しやすいので、年配者を守るために、彼らに近づかないように。」という、もっともなメッセージを語っていた。こういう当たり前の人間らしい意見が「良識ある校長先生からのお話」っぽい。これだけ大きな国で、この感覚が出るのはすごい。"国を統率している人" という感じがする。

この "身近な感覚" は、アメリカでは全く感じたことがなかった。アメリカでは、大統領はまるで『神か何か』のような偉大な存在で、大統領からの声明を「ありがたく拝聴する」ような印象だった。だから今のアメリカ大統領は「俺の意見を聞かせてやろう」というように、尊大に話す。

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エドゥアール•フィリップ首相とオリヴィエ•ヴェラン保健大臣

さらに、マクロン政権の人たちは "精鋭部隊" のような印象がある。「めちゃくちゃ頭良い人たちが国を動かしている」感じがする。トップ陣が俊才揃いっぽいので、F1チャンピオンの人が運転する車に乗ってる状態みたいな、「プロに全てお任せします」な気分になる。

この "精鋭部隊が国を動かしている感" があるせいか、コロナウィルス感染者が2000人超えても、フランスは (少なくともパリは) あまり暗くなかった。3/12(木)、マクロン大統領が「フランスの全ての学校を閉鎖する」という声明を出した後、急に、フランス人たちは焦り出したようだった。

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国民に声明を発表するマクロン大統領

今回の騒ぎで、フランス国民は、大統領の存在を精神的に頼っているように感じた。フランスの象徴?のような。マクロンの側近チームは、ウイルスを感染させないよう、マクロン様に人を近づけない措置を取っているという記事を読んだ。やはり一国のトップの人物が、軽やかに優雅に存在しているのは、国民にとっても士気が上がるのかな。

 

一方で、日本に住む日本の人たちの、Twitterにおける「閉塞感」は半端なかった。政府に対する不信感、不満がフツフツと沸騰している感じだった。

以前にも思ったけど、日本人はもっと英語を勉強して、英語のニュースを読むようにすればいいと思う。前も何かの大事件の時 (←何だったか忘れた…)、日本の人が「情報が少ない!」とSNSでパニックになっているのを見て、「エッ!?情報は世界に溢れているよ!」と驚いた。日本語のニュースしか "情報" として認識していないみたいだった。

日本語の檻に閉じ込められている感。

テレビと新聞のニュースしかなかった時代とは違い、今は、インターネット上でいろんな情報が溢れていて、自由に探すことができます。「誰かが日本語に訳してくれるのを待つ」のではなく、自分から、英語の情報を探っていったらいいと思います。

↓私が長年読んでいる、イギリスのThe Guardian ガーディアン 

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日本語だけだと、日本語の世界に閉じ込められて、日本の見方しかできなくなります。 

特に中学生•高校生のティーンの人たちは、もっと英語を習得して、英語のニュースを読む生活をしたり、機会があれば、海外へ留学する体験をしたらいいと思う。今、日本では、防衛大臣である河野太郎さんが人気なようですが、河野氏も、アメリカのワシントンDCのジョージタウン大学を卒業されています。これから日本の政治家になる人は、海外の大学を卒業した人たちがたくさん出てきて、国際的な視野を持ったバランスのとれた考え方を持つ人によって、国が運営されていけばいいと思います。

アメリカで大人気の、イギリス人政治風刺コメディアンJohn Oliver ジョン•オリヴァー。彼のショーを見てワハハ〜と笑えるような感覚が身につくと良いと思う。

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今回知ったけど、海外に留学してYouTuberになっている日本人は割といるんですね。皆さん礼儀正しくていい感じです。ところで、イギリス在住の日本人で、中国人をかばうような表現をしているYoutubeを見て、ちょっと気になったので自分の意見を書きます。

中国人が "意図的に" ウィルスを広めた訳ではないです。でも、『中国人の不潔で非人道的な生活によって、ウィルスが世界的に広まる環境が作られた』と思っています。前回のブログで書いたように、ウィルスは、中国の野生動物マーケットから発生したと考えられています。「生きた動物」と「殺して肉にしたもの」を一緒くたにして、不潔な衛生状態で販売していたために発生したと言われます。マーケットの人は "warm meat" と呼ばれる「体温が残る、殺したての肉」を好んだようです。中国人の ”ほ乳類に対する残酷性” "強欲" "不潔" という、『在り方』『性質』が問題なのだと思ってます。

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動物マーケットに関するビジネス•インサイダーの記事

一部の日本人は「中国人は日本人と同じアジア人だ。僕たちは仲間だ!」と思っているかもしれないけど、私はそうは思っていません。多くの中国本土の中国人には、日本人のような『気遣い』『ケアの心』が欠けています。

「差別する」のと「区別する」のは違います。

差別は必要ないけど、それぞれの国民の性質を理解して、頭の中で「区別する」ことは大切だと思ってます。

あと、日本に長年暮らして日本語を話せる+書ける中国人は "ほぼ日本人" なので、その "ほぼ日本人" に対して日本人が差別をするのは全くナンセンスなので、そこらへんも『区別』しましょう。

↓…と考えてたら、SNSで見たニュース。

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中国人…ほんとに勘弁して。

 

そんなわけで感想。

フランス:フランス政府チームの ”良識あるエリート感” と ”精鋭部隊感” が良い感じ。

日本:今の日本政府はほっといて、英語が話せて国際舞台で力を発揮できるような人材を育てるのが課題。次世代に期待。

中国の中国人:勘弁してくれ。

日本人の良いところを伸ばして、海外に進出する才能を育てていきましょう〜。

 

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