パリとニューヨークで思考する

長年NYに暮らし、パリに住み、日本に戻ったアーティストの忘備録。

パリ20区•愛しのシャロンヌ

私のパリのお気に入りエリア、シャロンヌについて書きます。以前、パリ生活の最初は20区に住んだ話を書きました。こちら↓

20区東エリアは移民が多いため、トラムが走る大通りと集合住宅ビルがあるだけで、特に素敵な雰囲気はないです。ある日、大通りではなく、裏側の通りに散歩に行ってみました。(12月の話です。)

すると急に、パリの雰囲気あふれる通りが現れた。

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石畳、白い壁の建物。フランスの画家モーリス•ユトリロの絵のようだ。「おお〜!なんだこれは!」と、いきなり現れた素敵空間に驚く。

ほんの300m東側には、移民だらけの大通りがあり、アフリカ衣装を着た太ったおばちゃんが、満員のトラムに乗り込もうと必死にギャーギャー騒ぐ光景が広がるのに、300m西に歩くだけで、白人のフランス人が歩く、パリらしい静かな通りがある。

これはどういうこと?

この通りには移民たちを見かけなかった。フランス人と移民との間で、協定でも結んでいるのか?という違い。フランス人は昔から続くパリ生活を楽しみ、移民たちは政府からあてがわれた移民収容ビルに住み、その周囲しかウロウロしないようだった。

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通りには、ギャラリーや陶芸•木工アートクラスが点在し、芸術を愛する人たちが住むらしい。こういうパリを待っていた!という雰囲気。

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通りのつきあたりには、サンジェルマン•デ•シャロンヌ教会があります。12世紀に建てられたカソリック教会です。扉は空いていて、中に入ることができます。

4 Place Saint-Blaise, 75020 Paris

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白い壁と木の温もりのある素朴な教会。飾ってあるものも手作りな感じで可愛らしい。人がいない時に撮影しましたが、いつも誰かが静かに黙想しています。

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このエリアは20区西の「Charonne シャロンヌ」と呼ばれるエリアでした。

北側には、有名な「ペール•ラシェーズ墓地」があり、墓地の南側になります。一番近い地下鉄は、2番ラインの『Alexandre Dumas アレクサンドル•デュマ』です。

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Rue de Bagnolet ル•ドゥ•バニョレに商店が並び、観光客のいない、生活感あふれるパリがありました。このエリアで感じたのは、パリの庶民生活は、わりと素朴で田舎くさいということ。着古したカーディガンを着たおばあちゃんが、よっこいしょと杖をついて買い物をしている感じです。

↓庶民的なパリの街は、ピエール•ボナールの洗濯少女の絵のような雰囲気があります。

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Pierre Bonnard "La petite blanchisseuse" 1896

観光に宣伝されるのは、華やかなカフェばかりなので、ボナールの洗濯少女の絵のような、素朴な世界はどこにあるの?と思ってたのでした。20区西は、観光客がいない分、普通の静かな生活があります。

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『Le Bricheton ル•ブリシュトン』という人気のパン屋さんがあるというので、行ってみました。週に数日、数時間しか開かないらしい。夕方5時に開くというので5時ちょうどに行ったら、もうすでに列がついていた。

『Le Bricheton ル•ブリシュトン』 50 Rue de la Réunion, 75020 Paris

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パンは大きな塊で販売していて、半分ちょうだいとか、1/4ちょうだいとか言って、量り売りで販売してました。ジュリエット•ビノシュのような雰囲気の女性が、切り盛りしてました。お店の袋はなく、各自持参のトートバッグに、パンを入れてもらう仕組み。

列についている人を無視して店に入り、2-3種類のパンをゴソゴソと勝手に自分の袋に入れている、80才ぐらいのおばあさんもいた。

フランスの80才はたくましい。

 

バニョレ通りで目を引くお店として『Le Merle Moqueur (モッキンバード)』という本屋さんがあります。かなり広く内装が素敵で、バンド•デシネの漫画や絵本が充実しています。バンド•デシネの漫画好きの方にお勧め。

『Le Merle Moqueur』 51 Rue de Bagnolet, 75020 Paris

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photo via Le Merl Moqueur Facebook

バニョレ通りのバス停前にある、Kashinkという女性アーティストのミューラル(壁画)。この周辺はこのアーティストの壁画が多かった。

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コラボレ?パリはカラフルなグラフィティ壁画が多い。

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バニョレ通りのお店。トゥッティフルッティ... by Kashink

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通りの突き当たりに、ペール•ラシェーズ墓地の木々が見えます。

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次は Rue de Bagnolet バニョレ通りをさらに西に進んで、11区のシャロンヌ駅周辺について書きます。 

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