パリとニューヨークで思考する

長年NYに暮らし、パリに住み、日本に戻ったアーティストの忘備録。

フランス•パリで感じた移民問題とパリ旅行の注意点

パリに2ヶ月以上住んで気づいたことを書きます。全く夢のない現実的な話です。感じたことをそのまま書くので、差別的な表現もあります。

 

最初は、英語サイトで申し込んだ、20区にある学生用レジデンスに滞在していました。ここで良かったのは、自動運転の1番ラインまで歩ける距離だったので、12-1月のストライキ中も地下鉄に乗れたこと。そして部屋がかなり(無駄に?) 広かったこと。

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photo via adele.org

ただ、20区東側の環境は良くない。アフリカ大陸から来た移民が多いです。ストで近くのメトロが閉まっていたので、移民が行き来する大通りを、1番ラインまで10数分歩いてました。黒人女性がアフリカ言語でヒステリックに叫んでたり、イスラムの女の子がガムを開けて包み紙をポイッと道路に捨てる(ヒジャブを被った母親は何も言わない) のを横目で見て、ゴミが散らばる道路をスタスタ歩きながら「あああ~… (気分が萎えるぅ~)」と思ってました。

アフリカ移民が多い区域は地面にゴミが散らばっている

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大通りにトラムが走っていて、乗ってみたかったけど、メトロのストライキ中は激混みで、アフリカ衣装の太ったおばさんが、自分が乗るために騒いでいるので、一度も乗らなかった。その人達は北の方へ行きたいみたいで、必死感がすごかった。1月中ばにメトロが再開すると、トラムが急に空いて、乗客は白人が多くなって穏やかな感じになり、雰囲気が変わった。あのアフリカ人たちはどこへ消えた?

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photo: via Wikipédia

私が住んでた建物は白人が多かったけど、一歩外に出たらアラブ人と黒人が多い。大通りを歩きながら「この人たちはどこに住んでいるんだろう?」と思ってたら、皆、ゾロゾロと同じようなビルに入っていく。どうも、難民申請とかで来た移民は、フランス政府から住居を配布されて、大きなコンクリートのビルに住んでいるっぽかった。遠目からでも「あのビルには移民らしき人達が入っていくぞ」というのは分かった。私はフランス政府の行政に詳しくないので、もし間違ってたらすいません。

数年前、シリア難民の流出が話題になった時、オンラインの報道で、フランスに受け入れられたシリア人男性の生活を見た。フランス政府から住居をあてがわれて、仕事まで与えられていた。「難民はこんな待遇してもらえるの?」と驚いた。上げ膳に据え膳。宝くじに当たったみたい。フランスが移民受け入れに寛容なのは知ってたけど、フランスで生まれたフランス人で、貧困でホームレスしてる人達はどうなるんだろう?と思った。

なぜ気になるかというと、ニューヨークで、アメリカの大学を出たのに、就労ビザをサポートしてもらえる仕事が見つからず、結局日本に帰ってしまった友人を、何人も見て来たからだ。一旦仕事が見つかったら、弁護士を雇ってお金を払い、ビザ申請をする。申請をしても、支払われる給料に満足できず、帰っていった人もいた。アメリカで「正式に」滞在している日本人は、ビザ取得のためにお金とエネルギーを使い果たしているのだ。

 

パリの1番ラインでマレ地区あたりに行くと、オシャレで職人気質なフランスの文化を感じるのに、20区東のレジデンス周辺に戻ると、急に、ピタッと何も感じなくなる。移民のエリアには、文化を生み出す豊かさを感じない。コンクリートのかたまりと、労働、衣食、睡眠、排泄の、生きる基本的なエネルギーだけを感じる。

インド系移民も多い。フランスにインド人?と意外に思うかもしれないけど、かなり流入しているとみた。実際、私がフランスに入国して来た時、私の前のインド人が、入国審査に引っかかっていた。「いや、僕はこれからドイツに行く予定なんですよ!」と慌てて説明してたけど、おそらく、帰りの飛行機のチケットを持っていなかったのだと思う。

実は、フランスに移民して来たインド人に、個人的にムカッときた体験がある。

2018年の9月にナンシーへ旅行に行った時、直行の列車がなく、近くのLorrain ロレーヌ駅からバスに乗ってナンシー入りした、と書きました。その時のブログはこちら。↓

その時、30分以上乗っていたバスの中で、ずーっとゴホゴホと咳をする人がいた。「うーん…後ろの席に嫌な咳をしている人がいるなあ…。やめて~。これからフランス旅なのに。」と嫌な予感がした。ナンシーに到着し、バスは駅の裏側のバス停に乗客たちを降ろして去っていった。iphoneで確認しながらトラムまで歩こうとすると、後ろから「Excuse me! Excuse me!」と英語で叫ばれた。振り返ると、いかにもインド系の青年が、巨大なスーツケース2つと共に立っている。"フランスに働きに来ました" という感じで、観光客ではない風貌。ゴホゴホと咳をしていた。「駅はどこですか?駅が見えません!」とインド訛りで私に向かって叫ぶので、「えーっと…」と周囲を見渡すと、向こうに "SNCF" の看板が見えたので「あそこが駅じゃない?あっちへ行って見たら?」と英語で答えた。インド人は「どこですか!?どこが駅ですか?分かりません!」と、まるで私に責任があるかのように言ってきたので、私は「自分で行って確認しなさい!」と言い放ち、その場を去った。去りながら「なんか今のインド人、疫病神みたいだな」と思った。SNCF国鉄だという認識もなさそうだった。

アールヌーボーの華麗な街ナンシーで、埃だらけのインド人に絡まれるとは思わなかった。その後しばらくして、ナンシー滞在時にお腹の調子がおかしくなり、喉がおそろしく痛くなった。リヨンに到着する頃には発作のような咳が出て、下痢が続き、美食の街リヨンで、レストランに入れなくなってしまった。フランスの薬局で咳止めを買ったけど完治しなかった。最初は、フランスのタバコの煙で喉がやられたのかと思ったが、「あのインド人だ!」という結論に至った。「クッソ~!体調管理をしない、意識の低い奴め!」と腹が立った。インドから来た菌をもらったようだった。

そういえば去年、私がビザを取るため日本のフランス大使館を訪れたとき、私の順番の前がインド系の人で、白人の係員に「この申請書は古すぎるので書き直してください」と返されていた。その人はかなり貧しそうな風貌で、閑静なフランス大使館の中で浮いてたので、私は「この人、大丈夫?」と横目で見ていた、という事実を、今、ブログを書きながら思い出しました!

アメリカでトランプが移民に厳しい態度をとっている近年、そしてイギリスが移民を締め出す Brexit 政策に出ている現在、フランスは、インド民族の移住先のターゲットになっている??

ゾロゾロと流入する移民をきちんと管理して〜!

フランスでは、去年は黄色いベスト運動、年末は年金制度のストライキ、とストライキばかりしている。詳しい事情は分からないが、移民への費用に国が使っているお金を何とかしたら?と思う。とにかく、移民が「フランスへ行けば何とかなる」と夢見て、大国フランスにやって来て、フランスに「ぶら下がっている」感じがする。

 

そんなわけで、しばらく20区のレジデンスで暮らして、その後、アパルトマンのある9区に引っ越して来た。すると急に、周りにイギリス英語を話すイギリス人が増えて、洒落たカフェやお店が増えた。アパルトマンの隣のカフェのテラスで、日本人らしき男子二人が優雅にコーヒーを飲んでいた。「おお!日本人!」と感動。パリに友人と来るような日本人男子は、ちょっとオシャレでホッとする。(←移民たちがダサいので、イライラしていた。)

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朝はイギリス英語のお客で賑わうパン屋『Panifica』

そんな9区で気味の悪い体験をした。ある雨の降る夜、アパルトマンから出ると、隣のカフェの前にアフリカ人男性が立っていた。特に何も思わずにすれ違おうとすると、瞬間、男が手を伸ばしてきて私の腕を掴もうとしてきたので「何こいつ?」と一瞬でサッと避けた。振り返ると、その男が私をジトーッと見ていた。別の日、薬局でレジ待ちをしていると、アフリカ人男性が私の目の前に立ちはだかって、自分の携帯のチャット会話を見せて、私に何か頼んで来た。「Sorry, I don’t understand.」と私が英語で話すと、去っていった。

小金持ちな人が住んでいるエリアに引っ越して来たら、今度は、お金を無心しようと絡んでくる人が増えた。誤解のないように書いておくと、私はホームレスに小銭をあげられるように、50セントと1€をいつも携帯している。ただ、どの人にあげるかを観察する。

パリで注意すべきは、メトロのロマ集団 (スリ) だけではないよ!

ある日、18区の方へテクテク歩いていくと、サクレ•クール寺院を上に見渡す麓の公園エリアで、誰かが騒いでいた。よく見ると、韓国人の男の子が「No! No! No!」と叫んでいる。その男の子は、黒人2-3人に囲まれて、手首にミサンガのようなものをくくりつけられていた。韓国人は「No! No!」と叫びながら、向こう側にいる女の子たちに助けを求めて、次の瞬間、韓国人の女の子たちが「ノーー!!」と叫びながら走り寄って来たので、事態が大げさになったのを察知した黒人たちは、散らばって行った。

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photo via Wikipédia

ニューヨークでもよくある、ミサンガ詐欺。

ミサンガを勝手にくくりつけて、料金を請求する。その韓国人の男の子は、かなり背が高くて体格が良かったのに、黒人たちは臆面もなく平気な顔をして、嫌がる男の子の手首に、ミサンガをくくりつけていた。

18区の観光名所 サクレ•クール寺院の麓の、レールカー乗り場と公衆トイレのある場所です。ここは注意!

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とにかく、移民の多いフランスへ旅行に来る場合は、体調管理と危機管理は、万全に!自警しましょう。

 

20区東は環境が良くないですが、パリ20区の西のエリアは素敵です。次回は私のお気に入り、西側のシャロンヌについて書きます。 

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