ウェルズ大聖堂の人気猫パンガー
イギリス旅の続き。グラストンベリーの北に、Wells ウェルズという大きな街があります。
このウェルズの大聖堂に、最近人気者になっている「パンガー Pangur」という猫がいると聞いて、見に行ってきました。写真はTelegragh に掲載された、ウェルズ大聖堂の神父さんとパンガーの様子。
ウェルズ大聖堂には本来、茶トラ猫の「ルイス」がいて、絵本にまでなった人気ぶりでした。ところが少し前から、近所のキジトラ猫「パンガー Pangur」が大聖堂に出没するようになり、縄張り争いの結果、パンガーが勝利し、老猫ルイスは大聖堂のオフィス内に隠居しているそうです。
↓↓ 2014年にBBCが報道した、ルイスとパンガーの競争の様子。国民も注目。
大聖堂は、入場料無料とされていますが、実際は£6のドネーション(寄付金) を支払います。受付で£10を手渡したら、「おつりいらないですか?」と、全額そのままドネーションになってしまいました。大聖堂の修理のために資金が必要で、1日に£4,500を集めることになっているためです。
ウェルズ大聖堂は、14世紀の天文時計が有名です。
グラストンベリー在住の方の案内で、北側の回廊へ。パンガーいました!ヒーターがある辺りに、ボテッと寝ていました。猫は暖かい場所を知っています。
さすが老猫ルイスを追放 (?) しただけはある、堂々とした寝姿。観光客に囲まれても、びくともしません。結局、パンガーがデップリと寝ている姿しか見れませんでした。とはいえ、全国紙にて猫が話題になるのは、イギリスのお国柄ならでは。アメリカではありえません。
このウェルズの大聖堂はTVドラマのロケでも有名です。イギリスBBC2のドラマ『ホロウクラウン/嘆きの王冠』で、ベネディクト•カンバーバッチがリチャード三世を演じたシリーズの時に、この大聖堂で撮影されたそうです。
私は "Hollow Crown" シリーズをアメリカのPBSで見ていたので、ウェルズ大聖堂には、ドラマで見かけたホールや階段がありました。
私は教会内のレリーフに夢中。面白いのがいっぱいあった。
話は変わりますが、イギリス制作の子供映画『The Kid Who Would Be King (直訳:王になるであろう子供) 』のトレイラーを見ました。2019年公開。ロンドンの12歳の男の子が、眠っていたアーサー王の聖剣=エクスカリバーを引き抜いてしまうファンタジー。
映画は去年、グラストンベリーで撮影されたそうです。キング•アーサーと聖剣=エクスカリバー、グラストンベリー•トー、ストーンヘンジが、もっと人々の関心を引くようになるかもしれません。
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